夕凪SO BLOG

2020/03/24

【メンバーインタビュー】山田京介#24


福岡 今回の夕凪SO BLUEメンバーインタビューは、選手兼ストレングス・トレーナーの山田さん(山田京介 #24)に話を聞いていきたいと思っています。よろしくお願いします。

山田 よろしくお願いします。

福岡 それでは、早速最初の質問にいきたいと思います。これは、全員に聞いているのですが、夕凪SO BLUEに入った理由を教えてください。



夕凪SO BLUEに入った理由

#24 山田京介 #24 山田京介 山田 僕は元々、自分の骨格調整のノウハウを応用したチーム作りをしたいと考えていました。そんな中で、誠人さん(藤原誠人#33)が新しく硬式野球チームを作ろうとしていることを知って、誠人さんの野球の楽しさを伝えたいという熱意に共感しました。

誠人さんは僕の骨格調整のトレーナーとしてやっていることを応援してくれているし、誠人さんがやりたいことも僕は応援したいので、少しでも力になれればと思って、一緒にやろうと思いました。

福岡 野球って楽しいもんなんだっていう想いが山田さんにあって。その楽しさを広めていこうとしている誠人に共感したっていうことですね。夕凪SO BLUEがやろうとしている活動そのものを応援したいと。いいですね。ありがとうございます。

二つ目の質問なんですが、山田さんが【24】を背番号に選んだ理由を教えてください。


  
背番号【24】は一番好きな大吉数

山田 んー、一番は24という数字が、大吉数っていう数字なんですね。五大吉数みたいなのがあって、あとの4つとか忘れましたけど(笑)。まぁラッキーセブンはあるじゃないですか?確か7とかも吉数だったと思うんですよ。あと、3とかも良い数字って言われてるんですね。あと、15、18とかもいい数字なんですよ。その中で、24っていう数字、その数字自体にもなんか意味があるんですよ。大吉数の中でも、恋愛運がずば抜けてたりとか。カリスマ性とか。そういうのがあるんですけど、24がその中でいいなぁと思ったんで、24にしました。あとは、ケン・グリフィーJrが好きなんです。ボンズとかも24つけてたりして。
24って結構良い選手がつけてたりしてることが多いんで。ミゲル・カブレラとか。

福岡 へー。ケン・グリフィーJrが好きなのは誠人と同じですね。24って高橋由伸のイメージしかなかった。

山田 あ、由伸もそうじゃないですか。由伸も好きだったんで、僕。

福岡 なるほどー、了解です。3つ目の質問ですが、自分が思う野球のおもしろさにはどんなとこがありますか?


  
野球のおもしろさは「失敗」

山田 んー、失敗が多いところじゃないですか。

福岡 おもしろいね。誠人も同じこと言ってたんだけど、誠人とそんな話したことあるの?

山田 いやぁ、話したことはそんなにないですね。改まって野球のおもしろさみたいなのは(笑)。野手の場合、10回中3回打てば良いんですけど、7回は失敗しているわけじゃないですか?その中に何を見いだせるのかがおもしろいですね。その失敗を成功に繋げるためにどういう考え方を持っていなきゃいけないとかっていうところが一番おもしろいんじゃないのかなと思います。まぁ、野手の話になっちゃうんですけど。プラス、失敗が許されないことですね。守備とかだと逆に失敗が許されないですよね。なるべく成功率100%に近づける必要がある。「失敗が多いこと」と「失敗が許されないこと」の両方あることが、僕にとっての野球のおもしろさですかね。

福岡 なるほど、おもしろいですね。この質問をした理由は、野球を世界一のメジャースポーツにすることに貢献することが夕凪SO BLUEの存在意義としてある中で、野球に興味を持ってない人とかあまり知らないっていう人に、野球っておもしろいよって何か伝えられたらなと思っているんだけど、そういう観点でいくと他に答えがあったりしますか?

山田 そういう観点でいくと、別に言葉が通じなくても楽しめることじゃないですか。盛り上がれる。これは海外でプレーすることを経験したから言えることでもありますが。僕はフランス語も英語も話せないですし。ですけど、試合になったらおもしろいんですよね。言葉なんか通じなくても。ゲーム中であれば、何を言っているかはだいたい解るし。相手も僕が何を感じているのかを理解してくれる。野球に限らず、スポーツってことになるかもしれないんですけど、僕が経験したのは野球を通じてだったので。英語が話せなくても、一緒にパソコンでメジャーの試合観ようぜって言って、けらけら笑いながら一緒に観てるみたいな。

福岡 なるほどなー。今、海外の話が出たんだけど、フランスのチームに所属していた頃の話がめちゃくちゃ聞きたくて、個人的に。フランス人にとって、野球ってどんな位置づけなのかなって。やっぱりマイナースポーツになるよね。


  
フランスのトップリーグ Division1

#24 山田京介 #24 山田京介

山田 全然マイナー中のマイナーじゃないですか。日本でいうフェンシングくらいですよ。フェンシングに例えてしまって、フェンシングされてる方には申し訳ないですけど。

福岡 なるほどね。野球があるってのは知ってるし、プロリーグとかがあるのも知ってるけど、くらい?

山田 野球は知ってます。けど、リーグとして活動しているのは知らないです。ただ、その認識は地域によって違っていて。僕がいたチームはパリで、当然パリは首都なので、いろんなスポーツが盛んに行われています。そうなると、勝てそうなものに力を入れるってことになるので、必然的に野球は優先順位が低くなってきます。ただ、田舎町とかに行って、他のスポーツが盛んじゃない地域だと野球の知名度が高いこともあります。

福岡 山田さんがいたリーグのDivision1って、調べたら年間28試合しかないんですね。

山田 そうです。リーグ戦が28試合で、プレーオフがあって、その後ヨーロッパ選手権に出られるようなトーナメントの大会があるんですね。フランス代表チームとしてヨーロッパで戦うっていう。

福岡 へー、サッカーのクラブワールドカップみたいなのがあるんだ。

山田 そうです、そうです。それが毎年あります。

福岡 チームのメンバーって普段別の仕事をしているんですか?

山田 あの、さっきプロって言ってましたけど、プロじゃないんですよ。

福岡 あ、プロじゃないんだ!

山田 プロ野球というものが存在しないんです。

福岡 あ、違うんだ。プロリーグだと思ってました。

山田 国内トップリーグに変わりはないんですけど、お金は発生しないんで、プロじゃないんですよ。所属している人たちは。ただ、僕とかは助っ人外国人枠として所属しているので、招待選手枠として。待遇が所属チームから選手ごとに提示されて、契約が成り立つ感じです。
僕の場合は、月々の食費と居住スペース、航空チケット、交通費を支給してもらっていました。海外でプレーする野球選手にとっては高待遇でした。
2016~2018年の3シーズンフランスにいたのですが、シーズン終了後にオーナーと監督と話し合いをして契約更新するかどうかって毎年やっていました。

福岡 なるほど。野球をプレーすることで言うと、日本とフランスの違いは感じたりしましたか?

山田 試合がよく止まりますね(笑)。すぐ口論が起きるし。文句すごい言うんですよ。判定とか、審判とめっちゃ喧嘩するんですよ。

福岡 なにそれ、めっちゃおもろい(笑)。

山田 そういう国なんで。言いたいことは言う、みたいな。お国柄ですね。そこらへんは日本の野球と違いますね(笑)。ただ、フランスの野球って日本の野球の影響をすごく受けていて。吉田義男って元阪神の監督とか。


  
野球で繋がる日本とフランス

福岡 「吉田チャレンジ」って国際大会になっているやつですよね?

山田 そうです。吉田さんがレジェンドなんですよね。あの人がいなければ、フランスの野球は終わっていた、みたいな。

福岡 そうなんだ。2019年のときは、フランスが日本に勝っているんですよね、確か1点差で。

山田 そうです。その吉田義男監督が、フランス代表の監督として活動していたときの選手、教え子ですね、義男監督の。その人が、僕が所属していたパリユニバーシティクラブ(PUC)のチームの監督だったんですよ。そういう縁もあって、PUCの監督が日本人を獲りたいと思った中で僕がピックアップされて、入団することになるっていう経緯です。

福岡 へー、そうなんだ。おもしろいな。

山田 そうなんですよ。だから、日本の野球と繋がりがあるんですよね、フランスの野球って。

福岡 それはおもしろいですね。フランスにいくことになった元々の経緯ってなんだったんですか?


 
チャンスを掴むのは熱意があってこそ

山田 カリフォルニアウインターリーグっていう、年に1回アメリカで開催されるトライアウトリーグがあるんですけど、3回目にトライしたときに声がかかって、フランスにいきました。初めて参加したときに、古市さん(古市斗馬 #52)とも出会いました。そのときに古市さんから千葉熱血メイキングに誘ってもらって、そこで誠人さんと出会うって感じですね。
2回目のカリフォルニアウインターリーグでも別の国のチームからオファーがあったんですけど、アメリカ行きたかったので断りました(笑)。

福岡 ちなみにどこの国からのオファーだったんですか?

山田 オーストリアです。

福岡 オーストリア!?へー、また意外な国ですね。

山田 どこの国でもあるんですよ、発展しているかどうかは別として。3回目のときは25歳越えていたので、年齢のことも考えて、アメリカからのオファーではなかったのですが、フランス行きを決めました。なので、大学卒業後にBCリーグ(プロ野球独立リーグ)の群馬ダイヤモンドペガサスに所属してから、3年連続でカリフォルニアウインターリーグに参加して、フランス行きって感じですね。

福岡 なるほど、よくわかりました。フランスでの普段の生活ぶりについても教えてください。

#24 山田京介 #24 山田京介 山田 まず、練習が夜6時から始まるんですよ、みんな仕事しているので。といっても、火曜日と木曜日だけなんですけど(笑)。練習時間は2~3時間くらいですね。フランスって夜11時くらいまで明るいので、夜でもナイターなしで普通に練習できるんです。で、試合が日曜日に2試合あります。シーズンによっても違うんですけど。

僕がいた3シーズンのDivision1は全8チームでリーグ戦を戦って、各チーム4試合ずつですね。全部で28試合なので。

福岡 フランスにいって良かったと思うのはどういう点ですか?

山田 野球人として話ができることが増えましたね。すごいかどうかは別として希少価値は高いと思います(笑)。そういうあまり誰も経験していないことを経験できたことが一番かもしれません。フランスでも野球を通じて仲間ができたこともそうですし、野球がなければパリで生活することなんてできなかったわけですよ、僕は。それができたことがよかったことですね。

福岡 そうですよねー。パリってというところがなんかいいですよね。住んでみたい(笑)。

山田 福岡 (笑)

山田 Instagramにパリでのことを色々投稿してても、みんなからうらやましいの声しかなかった。

山田 福岡 (笑)

福岡 めっちゃおもろい。そらそうだろな。

山田 でも、それは僕が野球を続けてきたからこそ、それがあったということなので。僕からしたら、そういうふうな道をいくように生きればみんなチャンスがあるのに。とは思ったりするんですけどね。結局、野球に対する熱意がなかったらフランスまで行ってないので。そういうものがあれば、みんなやりたいことを成し遂げられるから。

福岡 なるほど。今言ってくれたことになるのかもしれないけど、ブログで自分たちのことを発信できるようになったので、逆に言いたいこととか伝えたいことを自由に言ってもらいたいと思っているのですが。

山田 んー、難しいですね。熱意がないと人に届かないし、動いてくれないんですよね。結局、そこが一番ですかね。西野(西野雅成 #42)とかもそうなんですけど、僕はずっとプロ野球を目指してやってきているんですが、プロにはなれなかったという結果で終わっていますよね。西野からしたら「なのに、なんでそんなに野球をやっているんだ」という思いが強いんですね。だから、「どんだけ野球が好きなんだ」っていう熱意の部分、それは西野自身が持っているものではないので。そこがすごいって昔から言ってくれていて。だから、トレーナーとしてのことも協力したいって言ってくれているんですね。誠人さんにしても僕のそういう部分だと思うんですよね、興味を持ってくれているのって。誠人さんもプロを目指していて、同じようになれなかった者同士で、一度は野球をあきらめかけたけれども、野球に対する熱意は持ち続けいている。で、プロになれなかった原因を追究している僕をおもしろいと思ったんだと思います。野球への熱意がなければ、このチームは出来上がってなかったと思います。

福岡 うん、そうだと思う。西野さんは同期なんだっけ?


 
甲子園優勝校 常葉菊川の野球

#24 山田京介 #24 山田京介

山田 そうです。常葉菊川高校野球部に一緒に入った同期です。僕らの代は3年の春に甲子園で優勝しましたけど、それまでは監督違いますからね。僕らの代になってから監督が変わって、春は優勝、夏はベスト4だったので。監督が変わらなかったら、普通に甲子園出てないです。

福岡 そっかー。山田さん、甲子園優勝してるんだもんなー。すごいな。めっちゃすごいな。

山田 プロフィールは豪華なんですよ(笑)。

福岡 監督が変わってどうチームが変わったんですか?

山田 監督が変わる前は、いわゆる普通の強い、昔の野球部のやり方をしていましたね。監督が変わって、練習時間は平日2時間くらいですからね。休日でも3~4時間で、午前中には終わっていましたね。

福岡 まじで?おれなんか一日中やってた記憶しかない(笑)

山田 そうなんですよ。自主性っていうのか分からないですけど、やることやってたので、全体練習で。あと一貫性がありましたね。やっていた練習は3つだけです。 まず、【バッティング練習】。これは、とにかく打つ。エンドランの練習とか、意味分からないこととかせず。「徹底的に打つ」ことしかしていなかったです。 次に【守備練習】です。守備には力を入れていましたね。監督が内野手出身でノックがめちゃくちゃ上手い人だったので。捕り方の指導とかは色々あって。しっかり形を作って、「アウトにできる守備をする」ことを重視していました。変に正面に入ったりせずに、逆シングルで捕るとか。そういう共通認識が全員ありました。

あとは、【1か所バッティング】です。1台マシンを置いて、2班に分かれて、交替で守備と攻撃をする練習です。守備側は、「とにかくランナーを殺しにいく守備」をする。攻撃側は、「とにかく次の塁を狙う攻撃」をする。その3つだけですね、やったのは。

福岡 なるほど。誠人と話したときに言っていたんですけど、大学野球のほうがやることがすごくシンプルだったって。山田さんも言っていたように、バッティング練習はバッティング。高校の時のほうがめんどいことをやっていたような気がするって。今の話を聞いて、大学レベルの野球を高校でやっていたんだなって印象を受けました。

山田 そういう感じでやっていたので、分かりやすかったし、強かったんだと思います。守備も走塁もみんなめちゃくちゃ上手かったんで。なので、大会でもバントせずに盗塁だけで勝ち進んでいって、その結果、春の甲子園で優勝したんです。

福岡 いやぁ、おもしろいなぁ。色々おもしろい話が聞けました。ありがとうございました。


街に野球がある景色を100年先にも


 
     

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