2023年の「夕凪So Blog」初回の投稿となります。
さて、先日2023年度の夕凪So Blue東金のスローガンを「Respect & Challenge」に設定しました。この”スローガン”ですが「そんなの必要?」という議論がしばしば生じます。
スポーツチームに限らず、例えばビジネスの世界でもユニットの単位で”スローガン(旗じるし)”や"フィロソフィー(理念)”を定めているチームも多いと思います。一方で、「特に設定していない」というチームもあると思います。
昔、職場のメンバーと「スローガンって必要だと思いますか?」というテーマで議論したことがあります。「別に必要ない、スローガンがあろうがなかろうが自分のやるべきことは変わらない」、「スローガンやフィロソフィーと言われても小難しくてよく分からないし、それによって自分のモチベーションが変わったりするものではないので必要性は感じない」という意見の方も結構な人数いました。なるほどなぁ…。と思いつつ、その時の議論に参加していたことを覚えています。
一方、私自身は「スローガンやフィロソフィーは必要か?」という問いに対して、「必要」と考えているタイプです。なぜならば、私はこれまでの人生において様々な先輩方の「考え方」や「言葉」から学び、それが今の自分自身の行動の指針になっているからです。「スローガンやフィロソフィー」はそれを設定した人の「物の見方」や「考え方」であり、それを「言葉」という技術によって表出したものだと私は思っています。
なので、夕凪So Blue東金ではチームとして不変のフィロソフィー(理念)をチーム方針の最上位に設定し、それをとても大切にしています。(「大切にしようとしています」と言ったほうが良いかも知れませんね) そして、「ちょっとクドい…」と思われているかも知れませんが、ミーティングや様々な節目のイベントでは最初にこのフィロソフィー(理念)をメンバーに語るようにしています。チームに所属するみんなに少しでもこのフィロソフィー(理念)が伝わると良いなぁという私なりの願いです。
そして、「スローガン」。これは1年単位で設定する「旗じるし」と私は捉えています。
チームとは英語で「TEAM」と書く。
その語源は「Together Everybody Achieve More」。
つまり1人の力で出来ないことを皆で達成しようという集団のこと。
良いチームは皆が同じ方向を向いて、共通言語(認識)で喋る。
そしてリーダーはメンバーを信じて、任せ、ビジネス(方向性)を語る。
良くないチームは皆がバラバラの方向を向いて、様々な言語(認識)で喋る。
そしてリーダーは「そんなことはできる訳がない」とメンバーを信じず、管理し、政治(規制・統治)をはじめる。
良いチームに共通してあるのは「Respect」の精神。
このリスペクトとはただ単に忖度することではなく、各々のメンバーの立場、特徴、性格を理解しようとすること。
良いところは「良いね!」、逆に「これは嫌だよ!」と言い合えること。
スポーツのチームでもビジネスの世界でも最初にやるべきことは同じです。
「スローガンやフィロソフィー」とは、”個人のモチベーションを高める”であったり、”方針を分かりやすくする”であったりという単純な意味合いのものではなく、<持続可能な良いチーム>を作るために必要不可欠な『人間の生み出した知恵・技術』なのだと今は分かります。
「Respect & Challenge」
このスローガンの下、2023年のSo Blueがより良いチームに向かっていけるのかどうか。言葉通り「挑戦(Challenge)」していきたいと思っています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまにとっても2023年が素晴らしい年となりますよう祈念しております。
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